肉を食べたい気持ちを満たしてくれる店
「シタッテ サッポロ」の呼び名で親しまれる「札幌フコク生命越山ビル」1階にある「BISTRO BON」では、本格的な肉料理とクラフトビールが楽しめます。オフィス街という場所柄もあり、ボリュームたっぷりのランチメニューやポケットマネーで飲んで食べられるリーズナブルなディナーメニューがそろい、「しっかり肉を食べて、パワーをチャージしたい」というお客さんたちで賑わっています。
大きな窓がある店内は開放的な雰囲気。オープンキッチンを囲むカウンターとテーブル席があるので、ひとりごはんでも仲間とワイワイ飲むもよし、シチュエーションに合わせた使い方ができます。
絶妙な火加減で調理する、ハーブ豚のグリル
肉料理は、牛肉・豚肉・鶏肉がそろい、豚肉の人気は「真狩産ハーブ豚肩ロースのグリル ベーコンとオリーブのソース」(1,480円 ディナータイムに提供)。「肩ロースは脂と赤身のバランスが良いので、脂と赤身のそれぞれのうまみを味わっていただけることと思います」と、料理長の小板橋 聖(たかし)さんは話します。
肩ロースは、塩・コショウをしてから、オリーブオイルを入れたグリルパンで表面を軽く焼き、オーブンで火を通します。豚肉は牛肉と異なり、肉の中心まで火を入れなくてはならず、入れすぎると固くなってしまうため、焼き加減がポイントになります。
焼き上がったら、スライスした肉の上にベーコンとオリーブのソースをかけて出来上がり。みじん切りにしたベーコン、黒と緑のオリーブ、トマトなどが入った具だくさんのソースは、肉に具を載せて食べるといった感じで、ほどよい酸味のソースが赤身のうま味を引き立てています。脂の部分は、酸味があることでさっぱりとした口当たりになり、シンプルな中にもソースというエッセンスがピリリと効いた一品といえます。
豚肉は料理のバリエーションが豊富
豚肉の魅力をお聞きしたところ、「豚肉は牛肉に比べて淡泊な印象ですが、ソースをプラスすることで味の変化を生み出せます。そこが面白いところですね。グリルや煮込み、炒め物など、いろいろな料理に使いやすい上、主役にも脇役にもなります。身近でありながら、とてもポテンシャルが高い食材だと思います」と小板橋さん。
食材を選ぶ際は、できるだけ身近なところで作られているものが基本になります。「地場の食材は、産地を聞くとすぐに場所が分かるし、どんなふうに作られているのかも分かりやすい。豚肉は、衛生管理の問題で生産現場を見ることはできませんが、こんなものを食べさせているというのが分かると安心できます。ハーブ豚を選んだのもこうした理由です」と話します。
「BISTRO BON」では、肉にクラフトビールを合せてみるのもお薦めです。軽め、しっかり系など常時4種類用意しているので、料理に合わせて、飲み比べてみてはいかがでしょう。
BISTRO BON(ビストロ ボン)
札幌市中央区北2条西3丁目
札幌フコク生命越山ビル(シタッテ サッポロ)1階
TEL:011-211-4158
11:30〜14:00(ラストオーダー/13:30)
17:00〜23:00(ラストオーダー/フード22:00、ドリンク22:30)
無休(年末・年始を除く)
Pork Information
羊蹄山の麓・真狩町にある「印南ファーム」が生産する「ハーブ豚」は羊蹄山麓の湧水と4種の天然ハーブ(シナモン、オレガノ、ジンジャー、ナツメグ)を加えた純植物性飼料で育ててます。エサにハーブを入れることで、臭みを抑えたあっさりとした肉質を目指しています。
※この記事は2020年2月現在のものです。