料理に合った部位を選ぶ
ロース | 肉質がやわらかく、風味がよい。カロリーが気になるときは、表面の脂肪を取ればエネルギーも50〜60%ダウン。 |
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肩ロース | 脂肪がほど良く混じり、味わいにコクがある。適度に入り込んだ脂肪が溶けたときに旨みが増す、どんな料理にも合う万能な部位。 |
ヒレ | ロースの内側にある肉でキメが細かく、やわらかな最上の部位。脂肪が少なく、味もあっさりと淡白。 |
モモ | ヒレと同様、脂肪分が少ない部位。やわらかく味もよい赤身肉で、ビタミンB1が豊富に含まれている。 |
バラ | 三枚肉とも呼ばれ、脂身と赤身が層になっている。煮込むほどにやわらかくなり、旨みも増す。 |
ウデ | 色が濃く、筋肉が集まっているコクと旨みのある部分。長時間の煮込み料理などに最適。 |
豚肉をもっとおいしく
新鮮な「豚肉」の見分け方
肉色は淡いピンク色で、つやがあり、きめ細かく、切り口がなめらかなものが良いでしょう。
また、それぞれの部位によっても色が異なります。
ロースなど脂身と赤身が層になっている部位は、脂肪の色が白または乳白色で適度に粘りのあるものを選びましょう。
赤身と脂肪の境目がはっきりしているものほど新鮮です。
豚肉の下ごしらえ
あとから味付けをする場合にも軽く塩・こしょうをしましょう。肉そのものを味わう、グリル、オーブン、フライパンで焼く料理では、食べておいしいと感じる塩の量は、肉の重量の0.8〜1.0%といわれています。150gのステーキなら、塩は1.2〜1.5g。親指と人差し指でひとつまみ程度です。
焼く直前に、肉の両面に塩・こしょうをしましょう。あまり早くから肉に塩をふってしまうと、うま味の詰まった肉汁が外に出てしまいます。
煮込みや、炒めものなど、肉を小さく切った場合は、全体になじむように軽くもみ、混ぜておくとよいでしょう。
正しい保存法
冷蔵保存のコツ
●チルド室を使いましょう!
保存は5℃以下で、チルド室で保存するとゆっくり熟成が進み豚肉のおいしさが増します。無い場合は冷気が貯まる下段で保存しましょう。
●肉汁は拭きとって
豚肉から出てくる水分をそのままにしておくとにおいの原因になりますのでペーパータオル等で拭き取るとよいでしょう。
●ラップと密閉容器で酸化と水分蒸発を予防
保存する時は購入時のトレーから出して食品ラップで包み直し、更にフタ付き密閉容器やジッパー付き小分け袋を活用しましょう。
冷凍保存のコツ
●小分けが基本
冷蔵と同様、空気に触れないよう食品ラップで包んでから密閉容器やジッパー付き小分け袋で1回で使いきれる量を冷凍保存します。
かたまり肉は適当な大きさに切り分けて、またひき肉は空気に触れる面が大きいため、できるだけ平らにして食品ラップで包みます。できれば加熱調理して冷ましてから冷凍するのもよいでしょう。
解凍は…
できるだけ低温でゆっくり解凍してください。冷蔵庫で数時間置いてから半解凍状態で調理します。完全に溶けてしまうと、うま味を含んだ水分も流れでてしまいます。
急ぐときは…
袋に入れて密閉し、ボウルに入れて流水をかけてください。